カナ(以下カ)「ねぇねぇ、穴あけ人(ホーリン)ってさ、どんな人たちなんだろうね？」
セツコ(以下セ)「どしたの突然？ まぁ会ってみたくはあるけど」
マキ(以下マ)「宇宙のあちこちに点在するワームホール・ゲートウェイだけが、唯一それらしき形跡だからね… 油断ならない」
ビビ(以下ビ)「マキ、まだ疑ってるんだ… でも確かに、人類にはコンタクトしてきていないよね」
カ「そうそう！ 気になるでしょ？」
ユイ(以下ユ)「でも、そんな未知の宇宙人からメッセージを受け取った人たちもいるんですよ！ それが今回のテーマ、『ST＆RS(スターズ)』です！」
マ「この物語の中で地球に届けられたメッセージは、『2035年7月7日 私たちと火星で会いましょう』というものだったんだ」
ユ「七夕の日に宇宙人とファースト・コンタクトなんて、なんだかロマンチックですねー…」
カ「ほんとほんとー！ あたしたちにもメッセージくれれば、もう仕事そっちのけで直行するのに！」
セ「そっちのけるな！！ でも宇宙人に会いに行くなんて前代未聞よね…」
ビ「あれっ？ その火星に行く宇宙飛行士の中に、高校生がいるのはどうしてかな？」
マ「彼らは宇宙人からのもう一つのメッセージにあった、『銀河の力をもつ子供たち』だよ。宇宙人と会うには、この力が必要だったんだ」
ユ「集まったメンバーを乗せて火星へ向かうのが、ロバート・ゴダード号ですね！」
マ「現代のロケット工学の創始者にあやかって名付けられた宇宙船で、彼らは約束の場所、火星に降り立った」
カ「宇宙人！ 宇宙人は！？」
マ「ペロプニャン」
セ「へっ… 名前？」
ビビ「か、可愛い…」
マ「おもちみたいにツルツルして柔らかいけど、ひんやりしてるらしいね」
セ「なんで触り心地の情報…？」
カ「うー！ あたしもコンタクトしたい！ ボディタッチしたーい！！」
セ「カナが言うとなんか引っかかるな…」
ユ「でも、愉快な人みたいですねペロプニャンさん。会ってみたいです」
カ「よぉし！ あたしたちも銀河の力を身につけて、会いに行くぞー！ うー！！」
セ「アンタはまず宇宙の基礎から身につけろ！」
ビ「ふふっ、カナはリーダーなんだから頑張って」
カ「そうだね！ リーダーは常に最も困難な作業に挑まねばならない！ 宇宙の知識を身につける勉強も、ご飯のおかずのピーマンを残さないことも！」
ユ「困難なんですね…」
セ「ハードル低いなおい」
- 2012/06/23(土) 01:20:05|
- もはや無法地帯
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