カナ(以下カ)「ねぇねぇみんな、提案なんだけどさ!」
セツコ(以下セ)「いきなり何よ? まーた変な遊び考えついたんじゃないだろうなー?」
カ「むーっ! 違うもん。みんなでさ、部活動やらない?」
ビビ(以下ビ)「部活動? でも何をするの? スポーツ?」
ユイ(以下ユ)「手芸だとか華道はどうですか?」
セ「カナにしちゃなかなかの思いつきじゃない。んー、ここは昨今の流行を取り入れて軽音楽ってのも」
マキ(以下マ)「実は、もう部を立ち上げているんだ」
セ「はやっ!? こっちの意見スルーかよ!?」
カ「そんなわけで、あたしたちの部活動は……… 仮面ライダー部!!」
セ「へっ!?」
ビ「仮面ライダー部!? ………って、何?」
ユ「え~と… 改造手術かしたりする部ですか?」
マ「仮面ライダー部は、宇宙の神秘の力、コズミックエナジーを悪用する怪人『ゾディアーツ』から平和を守る為に結成された、仮面ライダーフォーゼと仲間たちの部活動なんだ」
カ「フォーゼもコズミックエナジーを利用した『アストロスイッチ』で戦うんだよ!」
ビ「わ、たくさんある」
ユ「強そうなものから、ちょっと面白いスイッチもあるんですね」
マ「それぞれのスイッチで、両手両足に様々な装備が付くんだ」
カ「アストロスイッチをこのフォーゼドライバーにセットしてぇ、4つのスイッチを入れる! 3、2、1、変身!! 宇宙… キタ―――――ッ!!」
セ「いや、ここもともと宇宙だし」
ビ「あ、スーツは宇宙服みたいだけど、ライダーだからバイクもちゃんとあるんだね」
マ「その名もマシンマッシグラー! 専用の発射台であるパワーダイザーで打ち上げる事で、宇宙にも出られるんだ」
ユ「えーっ!?」
セ「まっしぐらが過ぎるでしょそれ…」
マ「そのうえ40番のコズミックスイッチで変身すれば、フォーゼ自身でワープゲートを開く事も出来るよ」
カ「仲間の絆で宇宙を掴む! あたしたちにピッタリじゃん!! ねー?」
セ「あんたよく照れ臭くないなぁ…」
マ「でもカナ、まずコズミックエナジーがないと部が成り立たないよ」
カ「ハッ、そうだった。盲点だった…!」
セ「最初に気付け! まぁ部活やるの自体は悪くないけど」
ユ「それじゃあお茶でもしながら考えましょうか」
マ「賛成。ビビー、おやつをお願い」
ビ「はーい。 …あれー? この前のチェリーパイが残ってたと思ったけど…」
セ「そういやカナ、あんたさっきキッチンでなんかゴソゴソと…」
カ「ギクギク…ッ! き、きっとゴルゴムの仕業だよ!」
セ「…うまかったか?」
カ「そりゃあもう!…あっ」
セ「さぁ、お前の罪を…数えろ!!」
カ「わー!? セ、セッチャン、カナ、トモダチー!?」
ビ「セツコの怒りスイッチ、オンになっちゃった…」
- 2012/07/08(日) 06:11:21|
- もはや無法地帯
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0